こんにちは!
突然ですが皆様の尊敬する人物とはどのような方でしょうか?
僕も今までの人生で見たり出会ったりしてきた中で、この人のこういう所はすごいなとか、尊敬できるなと思う所をたくさん見て影響を受けてきました。
ここで一般的に知られていない方についてお話しするのも伝わりづらいので、有名な方の中で一人と言われたら、僕の子どもの頃のアイドルであったサッカーの「カズ」こと三浦知良選手です。
ご存じ日本サッカー界のキングであり、最近は出場機会がほとんどないとはいえ、現在54歳でいまだにJ1という国内トップリーグでプレーしているというのはすごすぎます。
全盛期からプレーも人柄も華があったし、ブラジル帰りのプロサッカー選手という経歴も当時小学生だった僕には衝撃的でしたね。
でもカズ選手の本当にすごい所って、実力以上にメンタル的な部分なんじゃないかなと僕は思います。
例えば、高校では名門の静岡学園サッカー部を中退してブラジルに行ったんですが、高校の監督に「ブラジルに行っても99%プロサッカー選手になるのは無理だ」と言われてもブラジルに行ってプロになって、最終的には日本代表の絶対的エースにまで成長してしまいましたからね。笑
周りから見たらすごい才能があると思われている選手でも、「自分には無理だ」と思って諦めてしまう選手もたくさんいる中で、「自分を信じることができる」のもすごい才能だと思います。
それが人生にどのように左右するか、結果的に成功するかしないかは別として、自分を信じてあげないと何も実現できないし、逆に言うと自分を信じるに足る努力を日頃からしておかないと、何事も成功させられないようにも思います。
もう一つ例を挙げると、1998年のフランスワールドカップ直前でメンバーから外されて夢だったW杯に結局出場できなかったり、他人から同情されるくらいの壮絶な挫折経験もありながら、今でも「サッカーが大好きで上手くなりたいから続けている」と公言されていますし、その決して折れない、ぶれないハートを持っている所もすごいと思います。
評論家から「もうそろそろ引退したほうが良い」とか皮肉を言われたりもしますが、必要としてくれるチームがある限り、現役を続ける続けないは個人の自由ですからね。
誰にでも競争に負けたり、試合に出れなかったりして悔しい経験はあると思いますが、僕も年齢を重ねて試合出場時間が短くなっていた頃はフットサルを嫌いになっていた時期も正直ありました。
普通はみんな、試合に出られなくなったりしてプレーが楽しくなくなり、引き際を悟って引退を考えたりすると思うんですよね。
全盛期に輝けば輝くほどプライドもあるだろうし、チームにあまり必要とされない存在になったり若手に追い抜かれる現実と向き合うのは辛いはずです。
それでも「チームの選手の模範となる」とか「経験を伝えていく」という自分にできる役割を全うしながら、好きなサッカーを嫌いになる事もなく、頑固にやり続けるメンタリティには尊敬しかありません。
僕も自分の意見ややりたいことを貫いて行く方ですけど、他人から何か言われたらどこかで引っかかっていたりすることが良くあるので、強いメンタリティを持ち続けたいなと思っています。
写真はカズ選手とフットサルのイベントでご一緒させていただいた時のモノです。
僕は25歳、カズ選手は38歳の時で、もう既に全盛期は過ぎていましたが日本のサッカー界を背負ってきたオーラを感じました。
画質は悪いですが思い出の一枚です!