日本の「良さ」

こんにちは!

 

オリンピック期間中のニュースを見ていて気になった出来事があります。

 

オリンピックのために来日したウガンダの選手が日本で働きたいと書き置きをして行方不明になったり、ベラルーシの選手がコーチの理不尽な出場種目変更の要請を断ったために、国に帰ると身の危険があるからと空港で助けを求めてポーランドにスピード亡命することになったり・・・

 

過去のオリンピックでも似たような事例はあったようです。

 

スポーツは社会が安定しているからこそ成り立つモノであると思いますが、世界にはスポーツに力を入れるどころの状態にない国がまだまだあるんだと実感しました。

 

国を代表するレベルの選手でも、生きていくのに困るくらいの貧困に直面していたり、個人の意志の尊重もなされず、国家の圧力に屈さないと何をされるかわからないという恐怖に苛まれたり、信じられない状況の中で競技を続けていたりする実態がある。

 

対して日本は、アスリートにとっても一般的な国民にとっても、他国から羨ましがられるくらい恵まれた国なんだと再確認しました。

 

本当に食べていけなくて飢え死にするような事例は日本にはほとんどない訳だし、困っている人を助けるための救済制度も充実しているし、アルバイトも含めれば求人もたくさんあって、健康で仕事を選ばなければ働くことができる環境が日本にはあります。

 

アスリートにもスポンサーがついてプロとして活動できたり、アマチュアでも競技に集中できる仕事を提供してもらったり、良い環境で練習できたり、努力と才能を後押ししてくれるサポートが日本にはあります。

 

もちろん日本にも悪い所はたくさんあるだろうし、人の欲望や不満がなくなることは決してないので欠点を挙げだしたらキリがないですが、大事なことは相対的に見たときに日本が恵まれているという事実です。

 

僕自身の人生を振り返ってみても、海外に出てみるまでは日本が好きだと思ったことは一度もなかったんですが、色々な国を見れば見るほど、全体的に見たら日本のほうが良い国なのかなと実感することが多かったです。

 

それは例えば、道に捨てられているゴミの数、路上生活者やストリートチルドレンの数、住んでいた家の環境や治安などを見比べてみたら一目瞭然と感じる時すらありました。

 

一例を挙げると、日本に何十年と住んでいて自宅に泥棒に入られたことは一度もなかったけど、ブラジルに住んでいた時は半年間で一回、スペインにいた時は三か月に一回の頻度で家に泥棒に入られた経験があります。笑

 

日本では味わえない経験がしたくて海外に滞在していたので、その目的だけで見たらもちろん現地では日本にない刺激を得られて楽しかったんですが、仕事をしながらずっと住むと考えたら、海外で自分が生きていける気はしなかったし、現地の言葉ができるできないは別として、日本で生きていったほうが安全で豊かに暮らせるのは間違いないという考えが揺らいだことはありませんでした。

 

だからこそ今こうして日本で生きている訳ですが、このコロナ過の不況でなおさら自分の考えは間違えてなかったと確信しています。

 

今ある当たり前のことを当たり前と思わずに感謝し、世の中で起こっていることも日々勉強していかないといけないなと思っています。