二つの人生

こんにちは!

 

オリンピックも終わり、夏の暑さもピークを過ぎつつあります。

 

オリンピックでは様々なアスリートのパフォーマンス以外にも、その人柄やバックボーンなどを報道を通じて垣間見ることができ、多くの刺激をいただきました。

 

同時に僕も元アスリートとして、この競技の選手たちはプロなのかセミプロなのか、はたまたアマチュアなのか、そういった表には見えづらいアスリートの待遇面等も気になりました。

 

スポーツを見ていていつも思います。

 

一流のアスリートの競技にかける気持ち、目標に向かって日々自分を磨く姿勢など本当にすごいなと。

 

しかしながらどんなアスリートにも肉体の限界を感じて競技人生に幕を引く瞬間が必ず来る。

 

その後に何を仕事として、どんな人生を送るのだろうかと。

 

誰にでも人生に「死」という終わりが来るけど、アスリートは「死」や「人生」を二回経験しなければならないと考えています。

 

一つは競技中心に日々練習に励む選手人生。

 

もう一つは選手生活から身を引き、新たな仕事を人生の中心にシフトしていかなければいけない引退後の人生。

 

僕はフットサルというマイナー競技を中心とした生活を39歳まで続け、やり切った充実感も勿論あったけれど、選手生活の中では常に、自分はフットサルを辞めたら何を仕事にして、何を楽しみに、どんな人生を送るのだろうかという不安と隣り合わせの日々でした。

 

当時はフットサルしか熱くなれるモノがなかったですし、頭の中もフットサル中心、世の中で起こっているニュースにもあまり興味がなく世間知らずだったので、こんな自分が世のため人のためになることをしてしっかり生きていくことができるとも思えず、自分の人生このままではまずいなとずっと思っていました。

 

そこで教員免許を取得したり、引退後の人生に選択肢は確保していましたが、それで選手時代のような熱さを自分自身が持ち続けられるのかと問われれば、そんな自信は皆無でした。

 

そんな時、運よくパーソナルトレーナーという新たな生き甲斐を見つけられたので、僕の場合は選手時代以上の充実感を今は感じることができています。

 

引退後に選手時代以上の充実感を持つこと、これが実現できる元アスリートは決して多くはない気がします。

 

フットサルのようなマイナー競技ならまだ、現役時代が華々しくなければ敷居は低いと思いますが、表舞台に立つメジャーなプロフェッショナルスポーツの選手では相当難しい気もします。

 

しかしながらそれがしばしば実現されていかなければ、スポーツの価値が今以上に認められることはないと思います。

 

「スポーツで育んだ真摯な姿勢や気持ちが、あの選手の引退後の活躍を支えているよね」と認められれば、我が子にもスポーツに取り組んでもらいたいと思う親御さんも増えるはずです。

 

残念ながら現役、もしくは元アスリートが悪事を働いたというようなニュースが時折話題になりますし、そういう実態がまだまだあるからこそ、日本でスポーツの価値がそこまで認められてないと思うんです。

 

だからこそ僕も今は仕事中心の傍らフットサルを続けていますが、まずは仕事をがんばって成功させたいという、そんなモチベーションで毎日を送っています。

 

自分が死ぬときに、「上手くいかないこともたくさんあったけど、やりたいことはやり切った」、「少しは世の中の役に立つことができた」、そんなふうに思えることを人生の目標にして、生きていきたいと思います。